犬猫の誤食について
2025年12月16日
こんにちは、赤塚犬猫病院です。
まもなく年末となり新しい一年を迎えますが
皆様の2025年はいかがでしたでしょうか。
私は趣味のイラストに没頭した一年になりました。
アクリルスタンドを作ってみたり、ポストカードを作ってみたり
最近はいろいろ手軽に作れて楽しいですね。
現在は年末に向けて友人たちに送る年賀状をせっせと手作りしている最中です。
来年はステッカーを作ってみようかなと考えています。
アクリルスタンドや年賀状など難しそうに思うかもしれませんが、
写真などでも手軽に作れるので、ぜひ皆様もご自宅のわんちゃんねこちゃんで
思い出作りに作ってみてはいかがでしょうか。

さて、年末年始を迎えるにあたってクリスマスケーキや、お節料理やお雑煮などいつもよりちょっと楽しいお食事をされる方が多いのではないでしょうか。
ここで毎年多く見られるのが「誤食」になります。
今回はそんな様々な誤食のお話と危険性をお話しできたらと思います。
そもそも誤食とは、「食べ物ではないもの、あるいは消化できない異物を食べてしまうこと」です。
誤食をしてしまうと、中毒症状や消化管閉塞など場合によっては重篤な状態を起こしてしまうことがあります。
いくつか誤食に多い代表例と症状をご紹介いたします。
・玉ねぎ、ネギ類:赤血球を壊すことによる貧血症状
・ぶどう、レーズン類:急性腎不全
・チョコレート:中毒症状
・ひも状のもの(ひも、糸、ゴムなど):腸閉塞
・その他:人間の薬、電池、カイロ、カーペットの一部 など
様々なものを誤食してしまうことがあります。
年末年始などのイベント時は特に、
「焼き鳥の串を丸呑みしてしまった」
「チョコたっぷりのケーキを食べてしまった」
等のご相談が増えます。
また、親せきや友人などの人の集まりで、普段わんちゃんねこちゃんと関わりのない方と接した際に
あげてはいけないものを知らずにあげてしまい、
体調不良になってしまうケースも見られます。
誤食が起きてしまった場合、迅速な対応が求められます。
万が一、誤食をしてしまった際には無理に吐かせようとせず
焦らずに、お早めにご来院・ご相談ください。
(無理に吐かせようとすると様々な器官を傷つけたり、飲み込んだものがさらに奥に入ることもあります。)
また、誤食してしまった際は
・いつ (何時ごろ、大体で構いません)
・何を食べたか
・どのくらいの量
(物を壊して誤食した場合は残った本体を持ってきていただけると目安になります)
・飲み込んだものと同じものがある場合は同じものを持ってくる
(電池や飲み込んだこわれたおもちゃの破片などレントゲンを診る時の目安になります)
分かる限りの情報をもってご来院いただけますと迅速な対応につながります。
「誤食したかわからないが物がなくなっている」
「●●をあげてしまったが、後から調べたらあげてはいけないものだった」
などのご相談もよく見られます。
もし不安に思うことが少しでもありましたら、お早めにご来院・ご相談ください。

2026年も皆様の健やかな1年をお手伝いできたらと思います。
けがや病気、健康診断以外にも爪切りや肛門腺絞りなどのお手入れだけでも構いません。
お気軽にご来院・ご相談ください。
犬猫の寒さ対策について(年末年始の診療・歯石除去キャンペーンのお知らせ)
2025年12月1日
こんにちは、赤塚犬猫病院です。
冬の寒さは人だけでなく、犬や猫にとっても大きな負担になります。
今回は、犬猫の寒さへの弱さと、その対策についてお話しします。
犬猫の耐寒性の違い
• 犬の場合
小型犬や短毛種は寒さが苦手です。
例としてチワワ、イタリアングレイハウンド、ミニチュアピンシャーなどが挙げられます。
犬の被毛には「ダブルコート(上毛+下毛)」と「シングルコート(上毛のみ)」があり、下毛は防寒・保温の役割を担っています。
そのため、下毛がないシングルコートの犬は寒がりが多い傾向があります。
• 猫の場合
猫は種類に関係なく寒さに弱い傾向があります。
もともと砂漠のような暑く乾燥した地域にルーツを持つため、寒さへの耐性が低いと考えられます。
• 年齢による違い
犬猫ともにシニア世代(7歳〜)になると筋肉量が減り、体温調節が難しくなるため寒さに弱くなります。
寒さを感じているとき、犬猫は次のような仕草を見せます。
• 震える
• 身体を丸める
• 興奮していないのに毛を逆立てる
• 毛布や布団に入りたがる
日常の中でこうしたサインをよく観察してみてください。
寒さ対策のポイント
• 室内環境
暖房器具(ストーブやヒーター)で部屋を暖めましょう。
乾燥対策として加湿器を使い、湿度を50〜60%に保つことも大切です。
• 居場所の工夫
よく過ごす場所に毛布やブランケットを敷いたり、ペット用ヒートマットを利用すると効果的です。
ただし、低温やけどやコードの誤飲には注意してください。
• 散歩時の工夫
外に出るときは服を着せたり、地面が冷たい場合は靴下を履かせるのもおすすめです。
これからますます寒くなります。
犬猫の仕草をよく観察し、適切な寒さ対策をしてあげることで、安心して冬を過ごすことができます。
ぜひご家族と一緒に、ペットたちとの楽しい冬をお過ごしください。



スポーツの秋
2025年10月27日
こんにちは! 朝晩の空気がひんやりと感じられるようになり、紅葉も少しずつ色づいてきましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
スポーツの秋ということで、私事ではありますが、先日「横浜マラソン」に参加してきました!
人生初のフルマラソンで、完走できるか不安もありましたが、無事にゴールすることができました✨
当日は約3万人のランナーが集まり、会場はとても賑やかで活気にあふれていました。
雨予報だったものの、天気にも恵まれ、気持ちの良い一日となりました。


神奈川県では「ドッグRunRun」という、愛犬と一緒に約1.5kmを走るイベントも開催されています。
夏の暑さも落ち着き、わんちゃんとのお散歩や運動にぴったりの季節です。
運動不足が気になる方や、愛犬との思い出づくりをしたい方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
季節の変わり目は、動物たちも体調を崩しやすい時期です。
食欲が落ちていたり、元気がない様子が見られたら、早めの受診をおすすめします。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
当院では、半年に1回の健康診断により、病気の早期発見、早期治療を目指しています。
健康寿命を延ばすため、今年もおすすめのプランを特別価格にてご用意いたしました。
実施期間:10月1日~12月19日
わんちゃんの秋の健康診断のお知らせ

秋の犬の健康診断のお知らせ
2025年10月21日
当院では、半年に1回の健康診断により、病気の早期発見、早期治療を目指しています。
健康寿命を延ばすため、今年もおすすめのプランを特別価格にてご用意いたしました。
実施期間:10月1日~12月19日
わんちゃんの秋の健康診断のお知らせ

LINE受付時間変更のお知らせ
2025年10月15日
先日開始致しました下末吉病院のソトマチのLINE受付ですが
受付時間を
AM 8時→8時半
PM13時→13時半
に変更させて頂きます
尚、受付順番が早い方は受付時すぐに、お呼び出しLINEが送信されますが
AMの獣医指名診療は9時から
PMは診療開始が14時からと
なっておりますのでよろしくお願いします。
※LINE受付した方はご来院時必ず
「専用の記入用紙」にお名前をご記入頂き、受付まで一声おかけ下さい
LINE受付システムのお知らせ
2025年9月26日
前回のお知らせも併せてご確認ください。
この度、新しくAI受付・自動呼出システム【ソトマチ】を導入いたします。
「下末吉病院のみ」の導入になります。
「10月1日」からLINEアプリの受付を開始致します。
LINE受付時間は午前8時~11時、午後13時~18時(土日祝日17時)となります。
ご自宅や外出先でスマートフォンのLINEアプリから受付、
診察待ちのお呼び出しが出来るようになります。
(日時指定予約ではなく、当日診察の順番受付になります。)
※ご来院の際は、「LINE受付の方専用の記入用紙」にお名前をご記入頂き、受付まで一声おかけ下さい。
※受付済みでも「ご連絡なく来院されない」場合
「午前11時45分」「午後18時30分(土日祝17時30分)」の時点で受付を取り消しさせて頂きます。
まずは、ご自身のスマートフォンで当院のLINEの友達登録をします。
あとはLINEメニューの指示に従ってお進み頂くと受付が可能です。
友達登録URLはこちら
QRコードはこちら

下末吉病院順番受付→(当院にカルテのある方は)過去にある→カメラで撮影→
診察券の「診察券番号のある面を」撮影→ご希望の診療項目をお選びください。




詳しいLINE受付方法解説動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=C7VVKv4sfas
新しい受付システムのお知らせ
2025年8月22日
この度、新しくAI受付・自動呼出システム【ソトマチ】を導入いたします。
「下末吉病院のみ」の導入になります。
これによりご自宅や外出先でスマートフォンのLINEアプリから受付、診察待ちのお呼び出しが出来るようになります。(日時指定予約ではなく、当日診察の順番受付になります。)
新しいシステムへの移行準備期間に伴い「9月1日」から院内のタブレットにて受付を開始致します。
ご不明な点はスタッフまでお願い致します。
※受付の際に診察券が必要になりますので、忘れずにお持ち下さい。


また、LINEアプリからの受付開始は「10月1日」からを予定しています。
(日時指定予約ではなく、当日診察の順番受付になります。)
●【ソトマチ】を導入することにより以下のことが出来るようになります。
・自宅など、どこにいても当日受付の順番が取れます。(日時指定のご予約ではありません)
・順番が来るまでは、ご自宅、車の中、病院の周辺で待つことが出来ます。
・診察の混雑状況や自分の順番が何番目か随時、確認することが出来ます。
・事前に問診(症状など)を伝えることが出来ます。
お薬(フィラリア薬を含める)やフードのみをご希望の患者様はご希望の数量を問診に記載して頂けるとスムーズな受け渡しに繋がります。
・診察の順番が近づくとLINEまたはショートメールで通知が届きます。
●使い方は簡単です!
まずは、ご自身のスマートフォンで当院のLINEの友達登録をします。
あとはLINEメニューの指示に従ってお進み頂くと受付が可能です。
(LINEアプリからの受付開始は「10月1日」からを予定しています。)
お早目に当医院のLINE友達登録をお願い致します。
QRコードはこちら

LINE受付に関しては開始が近づきましたらまた詳しくご説明させて頂きます。
夏の過ごし方について
2025年8月15日
連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は暑い夏の楽しみ方についてお話します。
わんちゃん;
・水遊びでリフレッシュ
➀初級:
ベランダやお庭にビニールプールを用意。
水に慣れていない子はなるべく浅く水をはって遊ばせましょう。
水が怖い子はおやつやおもちゃで誘導。
足を水につけられたらいっぱい褒める。

➁中級:
水に入って遊ぶ。
おやつ入りのおもちゃを浮かべたり沈めたりして「探して」。
フローティングディスクやボールを投げて取りに行く。
軽く水鉄砲でピュッと。楽しめる子は大興奮。
➂上級:
泳ぎの練習
背中がつかる程度まで水を増やす。
犬用ライフジャケットを着せて浮かばせ、ジャケットを持つなど最初は特にしっかり体を支えてあげる。
慣れてきたら、おやつやおもちゃで呼んで短距離を泳がせてみる。
※無理は禁物、水・泳ぐのが嫌いにならないようになるべく短時間から。できたらいっぱいいっぱい褒めて。
ねこちゃん
・窓辺にハンモックでリラックス
風通しの良い窓辺でまったり
➀窓やケージに取り付けるタイプ
吸盤やフックなどで取り付けるタイプ。外を眺めながらのんびり。強度や耐荷重に注意。
➁床置き型
窓際において風を感じて、涼しくリラックスできる場所を。
・猫用ひんやりマット
ねこちゃんは汗腺が少なく、体温調節しにくい生き物。
暑い夏でも快適に過ごせる環境を作るために、猫用ひんやりマットもおすすめです。

お住まいの環境やわんちゃん、ねこちゃんの性格に合わせて。
まだまだ暑い夏ですが、ペットと一緒に楽しみましょう。
熱中症対策について
2025年7月16日
梅雨が明け本格的な夏の到来を感じるようになりました。
今月はワンちゃんとネコちゃんの熱中症対策についてご紹介します。
室内:
まず室内の温度ですが、ワンちゃんは人間より暑さに弱く、汗腺も少ないため
25℃前後、湿度50~60%が適正とされています。
ネコちゃんはワンちゃんよりは暑さに少し強いので27度前後、湿度50~60%が適正とされています。
(年齢や種類、病気のあるなしにより異なりますのでご注意ください。)
同じ場所に長くいると熱がこもってしまうので、休める場所が複数あると良いです。
飲み水はできるだけ新鮮で、常温の水を置きましょう。
その子によって飲み方や場所の好みがある場合もあるので、飲みやすい状況を作ってあげてください。
また、性格などにより日常的に水をあまり飲まない子は、夏の暑い時期だけウェットフードやスープ状のおやつをあげるのも有効です。
屋外:
外出の時はまず地面の熱さを確認してください。
足の裏をやけどしたり、人間より地面から近い場所にいる分暑さを感じやすかったりします。
なるべく日中の暑い時間帯をさけ、早朝や日の入り後にお出かけすることをお勧めします。
当院でも早朝7:00からの診療を始めましたので、日中の外出を避けたい方は是非ご利用ください。
適度に日陰で休憩時間を設けましょう。
休憩の際に水分補給をしたり、水にぬらしたタオルをかけて風を当てたりすると体温を下げることができます。
また保冷剤を直接体に当たらないよう布にくるめて首元、脇や内股に当てるのも有効です。
直接当てると急な冷却により血管を収縮して循環を悪くしてしまうこともあるのでご注意ください。
もし熱中症になったら…

以下のような症状がみられたら熱中症の可能性があります。
はぁはぁと激しい呼吸(パンティング)、よだれが出る、耳の内側が赤い(体温の上昇)、ぼーっとしている、ふらつく、食欲がない、嘔吐や下痢が見られるなど。
暑い中で体調の変化がありましたら悪化する前にまずは涼しい場所で休み、病院まで早めにご相談ください。
まだまだ暑い時期が続きますが、工夫してワンちゃん、ネコちゃんと楽しい夏を過ごしましょう。




